納入事例

下水処理場のばっ気風量調整に

静岡県浜松市殿 西遠浄化センター
空気軸受式 高速軸浮上式ターボブロワSTXーD(デュアルコア仕様)シリーズを納入いたしました。
空気軸受式 高速軸浮上式ターボブロワSTXーD

施設の説明

西遠浄化センターは浜松市公共下水道事業において、全処理量の約半分を担当する静岡県最大の処理場です。
下水道事業におけるコンセッション国内第一号であり、2018年4月1日より20年間、民間企業によって運営が行われています。

  • コンセッションとは、
    利用料金の徴収を行う公共施設について、施設の所有権を公共主体が有したまま、施設の運営権を民間事業者に設定する方式です。

ご採用の背景

本施設では、ばっ気処理工程での送風機装置として多段ターボブロワを使用していましたが、散気装置の更新に伴い、送風機においても最適化が図られました。
既設多段ターボブロワでは、風量調整時の省エネ性や、補機類のメンテナンスに課題があったことから、省エネルギー・省メンテナンス化が図れる製品として、空気軸受式 高速軸浮上式ターボブロワSTXーD(デュアルコア仕様)シリーズをご検討いただきました。

ターボブロワSTXーDシリーズは、エアエンド(ブロワ部)を2つ搭載しているため、風量制御範囲が25~100%と広く、幅広い運転範囲でご使用いただくことができます。これにより、流入水量の変動や処理方式の切り替えに伴う必要風量の変動に対し、送風機1台で幅広く賄うことができます。その点を高くご評価いただき、ご採用いただくことになりました。

お客様の声

導入によりお客様からは、「風量範囲が広く取れる点がありがたい」「冷却水ポンプや給油装置など補機類が不要なためメンテナンスの手間が省ける」「既設製品に比べ、設置スペースが削減できた」とのお声をいただいております。

このように新明和製品は下水処理場の省エネルギー、省メンテナンス、省スペース化に貢献しています。

既設製品との設置スペースの比較

設置面積(基礎含む)の比較

仕様

型式 STX200D-C080S2
台数 1 台
仕様点 90 m3/min × 62.7 kPa
風量制御範囲 25~100 %
定格出力 150 kW(75 kW × 2)

お問い合わせ先

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