トップメッセージ
順法精神のもと、事業拡大を通じて持続的成長を確かなものに
―この実践が、私の使命です

現在当社グループは、長期経営計画[SG-Vision 2030]を構成する3つの中期経営計画のうち、第2フェーズにあたる[SG-2026]を推し進めております。
初年度にあたる2024年度は、業績面ではまずまずのスタートを切ることができました。当社では「事業部制」のもと、5つの主要事業を運営しておりますが、受注は、産機・環境システムセグメントを除いて、全般的に好調に推移しました。収益の源である受注状況に鑑みて、主たる事業が社会インフラと接点を有していること、それらがお客様から継続して必要とされていることを、前年度も実感いたしました。
ステークホルダーの皆様との関係性を重んじて諸活動に取り組む中、2023年にパーキングシステム事業、2024年には特装車事業、各々が独占禁止法違反の疑いがあるとして公正取引委員会の立入検査を受けたことは、報道等で皆様ご承知のことと思います。コンプライアンスの徹底は経営の基本であり、このような事態を招きましたこと、会社を代表してお詫び申し上げます。
パーキングシステム事業につきましては、2025年3月25日付で公正取引委員会から排除措置および課徴金納付の命令を受けました。当該事業の営業活動において不正行為を行っていた事実を心から反省し、同種の違反を繰り返すことのないよう、我々幹部が率先して『社是』で謳う「清潔」が指す意味を役職員に繰り返し伝え、不正防止に関する教育と対策を継続して実践してまいります。ステークホルダーの皆様におかれましては、当社グループ役職員の言動を厳しい目で見守っていただけますと幸いです。
なお、特装車事業に対する公正取引委員会の検査が現在も続いており、パーキングシステム事業に続いて長らくご心配をおかけしておりますこと、重ねてお詫び申し上げます。こちらにつきましても、検査結果が明らかになり次第、速やかにご報告申し上げます。
複数の事業を運営する当社グループにおいて、社会課題の顕在化に比例して対処すべき経営テーマも増えております。一方で、統合報告書の発行を重ねる中、自らの強みや課題を踏まえた上で、これらを一貫性のある価値創造ストーリーとしてお伝えできるようになってきたと実感しております。
将来価値の創出を志向した取り組みを種々進める中、社会が企業に求めるサステナビリティに関する要請は年々高まっており、これにしっかりお応えしていくことも、大切な価値向上策の一つと認識しております。当社グループは、こうした社会からの要請に継続的かつ主体的に対応するスキルの醸成・向上に努めるとともに、お客様をはじめ取引先の皆様に安心して関係性を維持していただける存在であり続けることを、ここにお約束いたします。
ウェブサイトに掲示しております「サステナビリティ」のコンテンツの一部には、統合報告書より詳細な情報を掲示しているものもございます。価値創造ストーリーに基づく展開は統合報告書のPDFデータを、テーマごとの取り組みや詳細情報につきましては本コンテンツをご覧ください。
また、本コンテンツの他にも、当社公式ウェブサイトでは、経営関連情報を随時掲載しております。
あわせて2025年3月から、日刊工業新聞社が運営する同社と企業のコラボレーションコンテンツ「Journagram」内に当社ページを開設いたしました。同社の電子版サイトに掲載された当社グループに関する情報や関連情報がまとめて掲示されますので、ぜひご高覧ください。
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取締役社長 -