納入事例
下水処理場の合流改善に
- 静岡県浜松市殿 中部浄化センター内 ポンプ室(貯留槽)
- 浜松市中部浄化センター内にあるポンプ室(貯留槽)に汚水排水ポンプ2台と雨水排水ポンプ2台を各々納入いたしました。

中部浄化センターの下水排除方式は合流式下水道(一部分流式)であり、豪雨発生時、流入する下水の量が急激に増え、処理場の処理能力を超える懸念がありました。
そこで浜松市では、合流改善を目的に、中部浄化センター内にポンプ室(貯留槽)の築造工事を行いました。
本貯留槽は、雨水貯留槽と汚水貯留槽に分かれており、豪雨発生時に、一時的に雨水と汚水を分けて貯めておきます。
そして雨が止んだ後、貯めていた雨水と汚水を中部浄化センターに送水処理することで、集中的に処理場にかかる負荷を分散することが可能となりました。
工事概要としては、直径10.4m、深さ約19mの貯留槽の底に、汚水排水ポンプ2台と雨水排水ポンプ2台、連絡ゲート、汚水スクリーン、雨水スクリーンの据付を行い、また地上部では脱臭装置、吊り上げ装置の据付を実施しました。
施工に際しては、施設構造より高所作業・作業環境の整備が重要なポイントでした。
まずは、安全対策を第一に災害リスクを最大限に排除しながら工事計画を行い、関係職員・作業者が一体となり、無災害で請負工事を完遂させました。
このような施設において新明和の水中ポンプが、合流改善の一助となっています。
ポンプ室(貯留槽)内部






ポンプ室(貯留槽)地上部






仕様
雨水排水ポンプ
型式 | CN200G-P |
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台数 | 2 台 |
口径 | 200 mm |
出力 | 22 kW |
全揚程 | 15 m |
吐出し量 | 4.6 m3/min |
汚水排水ポンプ
型式 | CVC1001G |
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台数 | 2 台 |
口径 | 100 mm |
出力 | 7.5 kW |
全揚程 | 15 m |
吐出し量 | 1.26 m3/min |
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