参詣道の入り口付近にある「アポロの塔」とは
高野山(和歌山県)参詣道にある当社の慰霊碑について紹介します。
世界遺産にも登録されている高野山。この地には、多くの戦国武将が眠っているほか、さまざまな企業の慰霊碑が点在しています。
ここに、当社の慰霊碑「アポロの塔」、「航空殉難(じゅんなん)者之碑」があります。
「アポロの塔」は名前の通り、ロケット「アポロ11号」を模した慰霊碑です。
当社が1969年に創立20周年を迎えたのを機に、当社の前身である川西航空機時代の空襲殉職者や新明和の在職中に亡くなった役員・社員を慰霊するため、奥之院の公園墓地に建立しました。(完成は1970年5月)
なぜ「アポロ11号」の形をしているのかというと、この“1969年”は、「アポロ11号」が月面に着陸し、歴史上初めて人類が月に降り立つという偉業を成し遂げた年であり、航空機事業を営む企業として、宇宙産業に対する憧憬の意を込めてこの形を採用しました。
また、ここから少し離れた場所にある「航空殉難者之碑」は、川西航空機の創始者であった川西清兵衛の発願により、1928年に建立したものです。碑は、第二次世界大戦後に一旦国に献納されましたが、新明和興業(当時の社名)が創立10周年を迎えた1959年、高野山普門院に再建しました。
両慰霊碑については、毎年秋に法要を行っています。
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