ミライへの挑戦 - 新たな価値の創出に向けて

固定翼型無人航空機“XU-S”の研究開発

航空・宇宙における新分野を目指して
固定翼型無人航空機「XU-S」の研究開発

Background of development開発の背景

いわゆる「ドローン」を含む無人航空機の市場は年々成長の一途をたどり、活用領域のさらなる拡大が見込まれている。同時に「長時間」「高高度」での飛行に耐え得る機体開発への関心も高まっている。

無人航空機に期待される新たな用途例:

  • 大規模自然災害の予測・観測を目的とした気象データの収集
  • 過疎化に伴う、山岳や海洋の飛行監視
  • 通信網の未整備・寸断地域における、上空を活用した通信中継

新明和のソリューション

航空機事業部では、ボーイング787の主翼桁(スパー)をはじめとする最新鋭機の部品製造や、世界で唯一、外洋での離着水が可能な水陸両用飛行艇「US-2型救難飛行艇」を防衛省向けに製造するなど、会社の起源から脈々と続く確かな技術力で世界の航空機産業の一翼を担っている。
この最先端技術と、我が国における希少な完成機メーカーとして蓄積した経験を生かし、特に航続性能と積載性能を意識した、固定翼型無人航空機「XU-S(Experimental Unmanned / Utility aircraft by ShinMaywa)」の研究開発に着手した。
2019年10月9日には、新潟市の協力を得て、同市内で「XU-S」の飛行試験を行い、高度100m、見通し範囲内で1時間を超える自律飛行に成功するとともに、基本的な飛行性能を確認した。
現在は、積載物の重量を増やし、滞空時間4時間を超えて自律飛行できる性能を目標に、研究開発を続けている。

無人航空機“XU-S”飛行試験動画

“XU-S”の想定している用途

  1. 観測、監視などの情報収集
  2. インターネット・携帯電話基地局の電波中継 など

開発現場の声

航空機事業部
技術部 企画研究課
 宮内さん

 本研究は約5年前にスタートしました。企業における研究活動は止まれば溺れる鮫のようなもので、あれこれ考えるばかりでモノを形にできなければ、社会にPRし反響を得てニーズを汲み取ることもできません。従って、「常に何を作るべきか悩みつつも人を説得し資金・場所・機会を獲得し続けなければならない」というのが一番苦労している点です。
 幸い、新潟市で“XU-S”の飛行試験を成功裏に終え、経過を広報したところ、さまざまな研究機関や企業から反響がありました。開発している機体そのもの以外に、その設計・製造能力と当社事業に対して新たな期待を寄せていただけたことが最大の成果であり、スタッフ一同のモチベーションにも繋がりました。今後も早期の社会実装を目指して開発を継続し、成果を広く周知するとともに皆様の声に注意深く耳を傾けて参ります。なお、本事業に関するご要望や、本機に限らず共同開発に関するご相談を受け付けております。以下担当部門までメールでお気軽にお問い合わせください。

新明和工業株式会社 無人航空機 問い合わせ窓口: info.uav@shinmaywa.co.jp

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