用語集

フランジ接続

フランジ接続とは

フランジ接続とは配管の接続方法の一種です。「フランジ」と呼ばれる、配管や機器の端部に使用される帽子や刀のつばのように外側へ広がっている形状の部材同士を、ボルトとナットで締結します。接続する際には、フランジの間にシール材(密封材)であるガスケットやパッキンを挟み、気密性や密封性を確保します。

フランジ接続は、さまざまな口径(サイズ)の配管に使用されています。また使用する流体は液体、気体を問いません。主に水処理プラントにおけるポンプやバルブの接続、上下水道の配管などで採用されています。

フランジ接続
フランジ接続

フランジ接続のメリット・デメリット

フランジ接続は広い面をシール材で密封するため、流体が漏れにくいというメリットがあります。一方で、接続部ごとにボルトとナットやシール材が必要となるため、施工工数やコストがかかるデメリットがあります。

新明和工業の水中ポンプの接続方式は、自動接続形とフランジ接続形の2通りをラインアップしています。

フランジ接続形は自動接続形と比べて省スペースである一方、メンテナンス時には槽内の汚水をくみ出し、槽内に入ってポンプの引き上げ作業を行う必要があります。それに対して自動接続形は、配管を水中に残したままポンプを引き上げることが可能なため、多くのマンホールポンプ場で使用されています。

フランジ接続形
フランジ接続形
自動接続形
自動接続形