流体(水処理機器)
ストックマネジメント支援機能を搭載した高機能マンポネット®(クラウド)を開発
- ポンプ施設のストックマネジメント推進をサポート -
2023年08月01日
新明和工業株式会社(本社:兵庫県宝塚市、取締役社長 五十川龍之)は、2023年8月から、下水処理施設(主な対象はマンホールポンプ場)向け高機能型クラウド監視システム「マンポネット®(クラウド)」に、「ストマネ支援機能」を付加した新サービスの提供を開始いたします。
- 【開発の背景・社会課題】
- 昨今、下水道施設においては人材不足(管理技術員の減少)、施設の老朽化およびこれらに伴う維持管理費の増大、早急な更新計画の策定(ストックマネジメント)などが運営上の課題となっており、効率的に施設の更新・維持管理計画を遂行するための新たな技術支援が求められています。
- 【当社の取り組み】
- こうした諸問題を解決する手段として、当社では2002年にポンプ場をウェブ上で遠隔監視するシステム「マンポネット®」を開発、以降これを進化させ、2020年にはデータセンターの冗長化やAI診断機能を備えた「マンポネット®(クラウド)」の運用を開始するなど、AI技術、IoTの活用等による故障予測、予知保全などの機能を付加し、お客様の維持管理業務の効率向上に取り組んできた結果、現在では、約1万機場のポンプ施設が当社の遠隔監視システムに接続されています。 今般、新たに開発した「ストマネ支援機能」は、機器更新の優先順位を判断する際の必要情報が一覧表示できる等、お客様の設備更新に向けたストックマネジメント計画策定に役立つ機能を備えており、長期視点に立った複数施設管理の最適化に寄与します。
高機能型"マンポネット®(クラウド)"「ストマネ支援機能」
1.製品の特長
- 1設備台帳の機器情報、定期点検記録、修繕記録、ポンプ運転時間、経過年数、設備の影響度などから、機器更新の優先度を決定する際の参考となる「経年リスク」「健全度」を総合的に自動評価し、機場比較データを一覧で表示します。
- 2公益財団法人 日本下水道新技術機構「下水道マンホールポンプ施設の改築計画に関する技術資料」(2016年3月公開)に準拠しています。
2.主要販売先
自治体、維持管理会社
3.サービス開始日
2023年8月1日
4.高機能型"マンポネット®(クラウド)"「ストマネ支援機能」導入要件
当社の「高機能型マンポネット®(クラウド)」ご契約のお客様が対象となります。既契約のお客様につきましては追加契約、追加料金の必要なくご利用いただけます。
5.ポンプ場 クラウド監視システム マンポネット®(クラウド)プロモーションサイト
本件に関するお問い合わせ先
報道機関の方
〒665-8550
兵庫県宝塚市新明和町1-1
製品について
流体事業部 事業推進本部
〒230-0003
横浜市鶴見区尻手3-2-43
以上
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