用語集

エアロック

エアロックとは

ポンプにおけるエアロックとは、ポンプケーシング内や配管の途中に空気だまり(エアポケット)が発生し、流体の流れが阻害され、正常に揚水できなくなる現象を指します。

空気だまりの原因

エアロックの原因となる空気だまりが、ポンプケーシング内や配管途中に発生する主な原因は、以下のように分類されます。

ポンプの運転停止水位が低すぎる

水中ポンプの場合、メーカー推奨の運転停止水位より下の位置に停止水位を設定してしまうと、再起動時に水面から空気を吸い込んでしまい、ポンプケーシング内に空気だまりが発生することがあります。

用語集⑱_エアロック_01
ポンプの運転停止水位

吸込配管のシール劣化

陸上ポンプの場合、吸込配管のねじ込み部分や劣化したシール部分から、ポンプ内部へ空気が混入し、ポンプケーシング内に空気だまりが発生することがあります。

配管の勾配

陸上ポンプの場合、吸込側の配管からポンプへ向かって約1/50程度の上り勾配がないと、配管内に空気だまりが発生することがあります。

用語集⑱_エアロック_02
配管の勾配