豪雨時の浸水被害から暮らしを守る 雨水排水設備 Stormwater Drainage Facilities
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大量の雨水を一時的に貯留
豪雨が発生した際に、浸水被害を防ぐため一時的に雨水を貯留管に貯めます。貯めた雨水は晴天時に川に放流します。
調整池

排水機場


ポンプの力で溢れる水を排水
豪雨時、住宅地近くの小さな川が溢れて浸水する被害を防ぐため、小さな川と大きな川の間に排水機場を設置します。即時にポンプで大きな川へ排水します。
排水機場のしくみは?
大きな川(本川)が増水すると、小さな川(支川)へ逆流し周辺地域に浸水被害を及ぼします。
これを防ぐため水門で水をせき止めますが、そのままではいずれ支川も増水してしまいます。
出口を失った水を、ポンプを使って本川に排水します。
広い用地がなくてもポンプと水門を一体化
排水機場のような広い用地が無くても、既存の自然流下水路内にポンプ設備を設置可能です。増水時の排水と逆流防止を行うことができます。
現地条件に合わせて選べるポンプ設備
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ポンプゲート方式
ポンプとゲートが一体となった小規模排水機場に適した設備です。自然流下水路を利用して設備を設置します。
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壁ポンプ方式
横軸水中ポンプを使用した小規模排水機場向けの設備です。自然流下水路をポンプ設備部のみ拡幅します。
ポンプゲートがあれば!
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①本川の水位が上昇すると…
豪雨で本川が増水した場合、その水が支川に逆流して浸水被害が発生します。
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②水門を閉めてはみたものの…
本川の水が逆流しないよう水門を閉めると支川の水の行き場がなくなり、市街地の浸水被害(内水氾濫)が発生します。
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③そこで簡易仮設排水の出番…
支川の水を仮設ポンプで強制的に吐き出すことで、周辺地域への浸水被害を防止します。
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④さらに効率よく排水するには…
ポンプゲートなら、少ないスペースでより効率よく大量排水が可能です。