用語集

耐熱クラス

耐熱クラスとは

耐熱クラスとは、絶縁材料の推奨最高連続使用温度を示す指標です。これはJIS規格(JIS C 4003:2010)で定められており、電気機器の設計・運用において重要な基準となっています。新明和工業の流体製品であれば、ポンプやブロワ、ミキサなどに使用するモータに関係します。

耐熱クラスを遵守することは、絶縁材料の劣化を防ぎ、機器の安定稼働につながります。なお、絶縁材料とは、電気を通さない特性を持つ材料(絶縁体)のことです。電気回路や部品間の導体同士の接触による短絡(ショート)を防ぐために使用され、ゴムやポリエステル、ガラス、セラミックなどが代表的です。

耐熱クラスの呼び方

耐熱クラスは、絶縁材料が耐えられる推奨最高連続使用温度によって分類されます。

耐熱クラスの呼び方
耐熱クラス 指定文字
90 Y
105 A
120 E
130 B
155 F
180 H
200 N
220 R