事業報告 製品・サービスの提供
開発・特許・品質
開発の基本姿勢
新明和グループは、これまで培ってきた基幹技術をもとに、社会を支える都市・輸送・環境インフラの高度化に貢献するため、幅広い領域で事業活動を行っています。
新明和グループでは、既存事業の強化・拡大はもとより、SDGsや低炭素社会の実現といった社会課題を見据えた新たなマーケットや事業を創出するため、これまで培ってきた機械構造物の設計・制御技術や複合材料技術などのコア技術に加え、AIやICTといった新たなデジタル技術を最大限活用し、価値創造思考で研究開発を推進しています。またオープンイノベーションを重要な開発手段のひとつと位置付け、パートナー企業との共創、産学官の連携や事業部間のコラボレーションを、スピード感を持って促進していきます。

知的財産の保護・活用と侵害防止に関する取り組み
当社は、事業戦略、開発戦略を活性化する上で知的財産の保護・活用は重要な活動と位置づけています。
そのため、高い競争力の確保に向けて、競合他社分析に基づいて国内はもちろん、製品のグローバル化に合わせて海外でも特許等を出願し、知的財産を保護しています。こうした保護の積み重ねによって、安定した開発活動を継続し、当社製品の高品質化を実現して社会に貢献します。
一方、他社の知的財産に関しても同様に尊重し、侵害防止のために開発設計時における特許調査のほか、継続的な監視を励行するとともに他社権利状況の説明会などの啓蒙活動を実施するなど、細心の注意を払っています。
また、新明和グループのコーポレートブランドロゴ※は、グループの製品、サービス、企業イメージを代表する重要な標章であり、世界数十ヵ国で商標権を取得し、保護しています。
品質保証活動
主要生産拠点で、品質マネジメントシステムに関する国際規格、ISO9001の認証を取得し、これに基づいた運用で、品質の継続的改善を図っています。
事業部・グループ会社 | 認証取得種別 | 認証取得年月 | 認証登録番号 | 認証機関 | |
---|---|---|---|---|---|
産機システム事業部 | 宝塚工場 | JIS Q9001:2015/ ISO9001:2015 |
1997年10月 | ISO9001-0065405 | LRQA |
流体システム事業部 | 小野工場 | JIS Q9001:2015/ ISO9001:2015 |
1996年11月 | ISO9001-0066539 | LRQA |
パーキングシステム事業部 | JIS Q9001:2015/ ISO9001:2015 |
2000年10月 | ISO9001-0066683 | LRQA | |
航空機事業部 | JIS Q9100:2016※1 & JIS Q9001:2015/ ISO9001:2015 |
2002年6月 | BSKA0012 | BSK | |
特装車事業部 | 佐野工場 | JIS Q9001:2015/ ISO9001:2015 |
1999年8月 | JQA-QM3688 | JQA |
寒川工場 | JIS Q9001:2015/ ISO9001:2015 |
1997年11月 | Q3428 | ASR | |
広島工場 | JIS Q9001:2015/ ISO9001:2015 |
2000年3月 | JQA-QM4477 | JQA |
- 航空機セグメントではJIS Q9001:2015(ISO9001:2015)「品質マネジメントシステム-要求事項」に航空宇宙及び防衛産業の要求事項を加味したJIS Q9100:2016「品質マネジメントシステム-航空,宇宙及び防衛分野の組織に対する要求事項」の認証を取得しています。
- 認証機関の略称:LRQA:ロイドレジスター・クオリティ・アシュアランス、BSK:(公財)防衛基盤整備協会、JQA:(財)日本品質保証機構、ASR:エイエスアール株式会社