環境報告
環境
環境保全への基本姿勢
新明和グループは、たゆまぬ技術⾰新で、安⼼な社会と快適な暮らしを⽀え続け、⼈々の幸せに貢献する企業として、企業活動における全てのプロセスで、地球環境への負荷を低減するとともに、事業活動を通じた省エネルギー型製品の開発や、⾼品質なサービスの提供を通じて、社会課題の解決に取り組みます。
環境マネジメント体制
環境マネジメント推進委員会
省エネルギー活動の推進、廃棄物の総排出量削減と有価物化推進など、事業活動によって⽣じる環境負荷への影響を低減する全社横断機能として『環境マネジメント推進委員会』を組織し、グループ⼀体となった取り組みを推進しています。

環境マネジメントシステム
新明和グループは環境マネジメントシステム(EMS)に関する国際規格:ISO14001の取得を推進し、これに基づいた運用で、環境保全の継続的改善を図っています。
事業部・グループ会社 | 認証取得形態等 | 認証取得年月 | 認証登録番号 | 認証機関 |
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流体事業部 | 小野工場+一部グループ会社含む | 1998年6月 | YKA0771888 | LRQA |
航空機事業部 | 甲南地区という総称で、甲南工場および分工場で組織構成 | 1999年12月 | EC99J1143 | JACO |
特装車事業部 | 特装車セグメントという総称で、佐野工場、寒川工場、広島工場および1区処グループ会社で組織構成 | 1999年12月 | EC99J1150 | JACO |
- 認証機関の略称:LRQA=ロイドレジスター・クオリティ・アシュアランス、JACO=株式会社日本環境認証機構
ISO14001 等の第三者認証を事業所単位で取得し、マネジメントシステムに基づく環境負荷低減に向けた取り組みを推進すると共に、省エネルギーや廃棄物削減等の社会課題解決に向けた取り組みを、『環境マネジメント推進委員会』を通じて全社で共有し、⽬標設定と事業活動を通じた監視、改善の継続的な活動を推進しています。
環境負荷低減活動
新明和グループでは、環境負荷低減に取り組んでいます。「省エネ活動」は当社全体の活動実績を、それ以外は、特に環境負荷の大きい当社の主要6工場※1の活動実績をご紹介します。
- 主要6工場:兵庫県 宝塚工場・甲南工場・小野工場、栃木県 佐野工場、神奈川県 寒川工場、広島県 広島工場
地球温暖化防止(CO2排出量の削減)に向けた省エネ活動
地球規模の課題である地球温暖化防止に対しては、1980年代の化石燃料(天然資源)の有効利用を目的とした省エネ活動として、工場主体に長年取り組んできました。省エネ法改正により、2012年から当社は “特定事業所” の指定を受けたことで、工場以外の部署を含めた全社一体となり、一層の省エネに取り組んでいます。
工場部門におけるCO2排出量/エネルギー使用量と生産高原単位の推移
工場部門以外でのCO2排出量/エネルギー使用量と延床面積原単位の推移
循環型社会の構築に向けた廃棄物削減
当社は3R(リデュース・リユース・リサイクル)に加え、リフューズ(ごみとなるものは受け取らない)を心掛け、廃棄物の削減およびリサイクル化に取り組んでいます。

廃棄物発生量推移
水資源の保護に向けた適正利用
水も貴重な限られた資源であり、水資源を節減することは、浄水工程でのエネルギー削減にも繋がることから、工場では、水の使用量/排水量の両面で適正管理を行っています。
水の使用量推移
水の排水量推移
汚染物質の排出物削減
工場から敷地外(大気・水域)への排出物には、法規条例よりも厳しい自主規制値を設定し、環境負荷低減に努めています。