航空機

NEDO「グリーンイノベーション基金事業/次世代航空機の開発プロジェクト」に当社が応募した「大型一体成形エルロンの研究開発」が採択される

2021年11月09日

新明和工業株式会社(本社:兵庫県宝塚市、取締役社長 五十川 龍之)は、2021年10月28日付で、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)が公募したグリーンイノベーション基金において、応募した以下のテーマが採択された旨の正式通知を受けました。

テーマ:
「金属構造エルロンに対し30%以上の重量軽減を可能とする熱可塑複合材を適用した大型一体成形エルロンの研究開発」

今般の採択結果について、11月5日にNEDOが公開されたことを受けまして、概要をお知らせ致します。

1.「グリーンイノベーション基金事業」について

  • NEDO ウェブサイトから引用
  1. 1目的・概要

    2050年に設定されたカーボンニュートラルの実現に向け、NEDOに2兆円の基金を造成し、野心的な目標にコミットする企業等に対して、10年間、研究開発・実証から社会実装までを継続して支援する。

  2. 2目標
    • プロジェクト単位での、2030年の目標達成
    • 上記に伴う、CO2削減効果、経済波及効果
  3. 3支援対象

    グリーン成長戦略において実行計画を策定している重点分野であり、政策効果が大きく、社会実装までを見据えて長期間の継続支援が必要な領域に重点化して支援する。

2. 「グリーンイノベーション基金事業/次世代航空機の開発プロジェクト」において当社が取り組むテーマ

(1)概要 「航空機主要構造部品の複雑形状・飛躍的軽量化開発」の一環として採択された。
民間航空機部品「エルロン(主翼の後縁外側に取り付ける補助翼)」について、現在当社で製造・販売している構造物(金属製)と比較して、30%以上の重量軽減を可能とする「熱可塑複合材を適用した大型一体成形」に向けた新工法の研究開発を行うもの。
(2)期間 (予定) 2021年度~2025年度 (5年間)
(3)本研究の意義 熱可塑複合材料のもつ軽量、高強度、高生産効率等の特性を生かした「部品の軽量化による機体の性能および燃費向上」「製造工程で生じるエネルギー負荷の低減」を具体化する省エネルギー技術の開発により、脱炭素社会の実現に貢献します。
研究対象 金属エルロン 熱可塑複合材エルロン

本件に関するお問い合わせ先

報道機関の方

新明和工業株式会社 経営企画本部 広報・IR部

〒665-8550
兵庫県宝塚市新明和町1-1

製品について

新明和工業株式会社 航空機事業部 営業企画部

078-412-9151
(航空機事業部 代表番号)

〒658-0027
兵庫県神戸市東灘区青木1-1-1

以上

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