特装車

車輪脱落事故防止についてのお願い

2021年12月01日

!!今年度もご注意ください!!

近年、ホイール・ボルトの折損等による大型車の車輪脱落事故が増加しています。

2020年度の大型自動車(車両総重量8トン以上のトラック又は乗車定員30人以上のバス)の車輪脱落事故の発生件数は131件(うち人身事故は0件)で、前年度に比べ19件増加・5年連続の増加傾向・統計史上最多件数となっております。特に11月から2月に87件(全体の約65%)発生しており、大型自動車の車輪脱落事故は冬期に発生する傾向にあります。

原因としまして、ホイール・ナットの不適切な締付け(トルク不足など)や、ホイール・ボルト及びナットの経年劣化が疑われるものが多くを占め、また車輪脱着作業後1か月以内での発生が76件(全体の約58.0%)を占めていました。

運行前やタイヤ交換作業等にあたっては、著しく錆びたホイール・ボルト、ホイール・ナット、ディスク・ホイールでは適正な締付け力が得られないため、点検・清掃を行っても錆が著しいディスク・ホイールや、スムーズに回らないボルト、ナットは交換が必要です。

車輪の脱落は、人命に関わる重大な事故を引き起こすおそれがあります。

つきましては、「車載の取扱説明書」や「トレーラのホイール・ナット締付け要領について」及び国土交通省のプレスリリースなどをご参照のうえ、以下の4点の徹底により事故の無いように運行をお願い致します。

  1. 1ホイール・ボルト及びホイール・ナットの錆や汚れの清掃、並びにエンジン・オイルの給脂錆が著しいディスク・ホイールや、スムーズに回らないボルト、ナットは使用せず交換
  2. 2ホイール・ナットの規定トルクでの締付け
  3. 3タイヤ(ホイール)交換後、50~100km走行後の増し締め
  4. 4日常(運行前)点検での確認

以上

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