AI技術を活用した大型ダンプ用積載量計を発売
2023年02月28日
新明和工業株式会社(本社:兵庫県宝塚市、取締役社長 五十川 龍之)は、大型ダンプ用オプション装置としてAI技術を活用した高精度積載量計を、2月28日に発売します。
ダンプトラックの積載量を確認する場合、一般的に積込み作業後、現場に設置された台貫※1や車両側面に取り付けられた自重計で計量が行われます。新製品は運転室内と荷台上部に表示器を設置することで、ダンプトラックへの積込み作業中の積載量を、ドライバーと積込み作業機械のオペレーター双方でリアルタイムに確認できるようにすると共に、積載量の計量にはAI技術を活用した車両姿勢の補正機能を採用し、これまでの自重計に比べ、より高精度な計量を可能としました。積込み作業の効率化に加え、運行台数の最適化に繋げることで、ドライバー不足への対応や、CO2排出量の削減といった社会的環境課題への対応に貢献します。
特装車の国内トップメーカーである当社は、今後も市場のニーズに応える新製品を開発することで、ラインアップを拡充し、お客様にとってより価値のある製品の提供に努めてまいります。
- ※1車両の重量を計量する大型のはかり


1.特長
(1) 車外でリアルタイムに積載量を確認可能な外部表示器を搭載
視認性の良い外部表示器を荷台上部に取り付けることで、積込み作業の効率化をサポートします。
(2) 多彩な表示が可能な運転室内表示器を搭載
積載量の表示に加え、ダンプ角・車両傾斜角を表示、警告機能として過積載警告・横転警告を搭載しました。各種機能で安心してダンプトラックを運用していただけるようサポートします。
(3) AI技術を活用した補正機能により高精度な計量が可能
自重計の技術基準に適合すると共に、独自のAI技術による補正を加えることで、これまでの自重計に比べ高精度な計量を可能としました。
2.主要諸元
適用 | GVW20 トン車級土砂ダンプ | |
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仕様 | 圧力変換型 | |
表示 | ひょう量 | 22 トン |
目量 | 0.1 トン (表示例:10,000kg → 10.0t) |
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表示器 | 運転室内 | 2.8 インチ TFT LCD カラーディスプレイ |
荷台上部 | 文字高さ100mm 緑色LED | |
精度 | ±1%以内 (一定条件※2を満たす場合) |
(注)自重計の技術基準に適合させるため、1年ごとに計量法上の修理事業者等の行う点検等を受ける必要があります。
- ※2本表に記載の精度は、路面の縦断勾配3%未満、横断勾配2%未満、積載量8~11トン未満、停車状態、均等積みの場合を示します。
3.販売開始時期
2023年2月28日
4.主な用途
積載量の計量
- ※本装置は一般の計量装置として取引または証明には使用できません。
本件に関するお問い合わせ先
報道機関の方
〒665-8550
兵庫県宝塚市新明和町1-1
製品について
以上
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