佐渡空港における電波伝搬特性試験に「固定翼型無人航空機"XU-S"」を貸与
2020年11月09日
新明和工業株式会社(本社:兵庫県宝塚市、取締役社長 五十川 龍之)は、2020年10月27日(火)~28日(水)の間、国立大学法人 長岡技術科学大学が中心となり新潟県の佐渡空港にて実施した電波伝搬特性試験に、当社の固定翼型無人航空機 "XU-S(Experimental Unmanned / Utility aircraft by ShinMaywa)" を貸与しました。

今般の試験は長岡技術科学大学が実施する総務省の委託研究(SCOPE)の一環で、無人航空機(ドローン)の運用に169MHz帯域の電波を用い、その優位性を示すとともに、地上に設置した中継局による通信エリア広域化の可能性を検証するものです。当社の "XU-S" は「長時間滞空能力」※を有することから検証に適するため、貸与するに至りました。
実証試験においては、佐渡空港から離陸後、自律飛行機能により加茂湖上空の高度30mから140mの間を上昇/降下しながら周回飛行を行い佐渡空港に着陸する、というミッションを複数回実施しました。
本試験に関する詳細につきましては、長岡技術科学大学の開示資料をご参照ください。
資料はこちら[PDF:730KB]

"XU-S" は環境に配慮し、排気ガスを生じないLiPo(リチウムイオンポリマー)電池を動力源としながら「長時間滞空能力」に長けていることが特長であり、観測・監視・通信などの幅広い分野での応用を目指しています。
なお、当社は、今般の新潟県での試験に続き、兵庫県が主催する「令和2年度 ドローン先行的利活用事業」での試験も予定しております。
- ※当社では、今般の試験に先立ち、10月22日(木)、昨年に続いて新潟市から補助金と飛行場所の提供を受け、"XU-S" の性能検証試験を実施し、この時点で3時間42分の長時間滞空と135kmの飛行能力を確認しております。
サイズ | 全長2.5m、全幅6.0m、全高 0.4m |
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自重(電池含む) | 11kg |
主な材料 | 炭素繊維強化プラスチック(CFRP) |
操縦系統 | 無線操縦系統、自律操縦系統 |
推進系統 | 電動・プロペラ・双発 |
無人航空機の飛行試験 [再生時間:41秒]
本件に関するお問い合わせ先
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