海上位置情報共有・捜索支援サービス披露イベントで、固定翼無人飛行艇「XU-M」が紹介されました
2024年04月19日
新明和工業株式会社(本社:兵庫県宝塚市、取締役社長 五十川 龍之)は、4月4日(木)に葉山マリーナ(神奈川県三浦郡)で開催された、マリンスポーツ向け捜索支援サービス「COCOHELI MARINE」“ヘリーハンセン”モデル リリース記念イベントに協賛し、掲題イベント内で、自社開発した固定翼無人飛行艇「XU-M(Experimental Unmanned / Utility aircraft - Marine type)」が紹介されました。
「COCOHELI MARINE」は、GPSと直接通信機能を活用し、海上からの位置情報発信と、万一捜索が必要となった場合の支援要請が行える捜索支援サービスで、AUTHENTIC JAPAN株式会社様(本社 : 福岡市中央区、代表取締役社長 久我 一総氏、以下 AUTHENTIC社)が提供するものです。
AUTHENTIC社では、2016年から山岳遭難対策制度「COCOHELI」をリリースされており、会員登山者の「もしも」の時には、発信機の位置を特定することで捜索時間を大幅に短縮できることが評価され、会員数15万人を超えるサービスとなっています。
今般のイベントは、株式会社ゴールドウイン様(本社 : 東京都渋谷区、代表取締役社長 渡辺 貴生氏)のマリンスポーツウエアブランド「ヘリーハンセン」のタグを冠した「COCOHELI MARINE」のお披露目として、安心して海のレジャーを楽しんでもらいたい、という両社の思いから、日本のヨット発祥の地として知られる葉山マリーナで行われたものです。
近年、当社 航空機事業部では、海上自衛隊で運用されている水陸両用飛行艇「US-2」のプライムメーカーとして長年培った技術を応用した無人航空機の開発に注力しており、今般デモフライトを行った「XU-M」はその中の一種です。飛行艇のセンシングやコントロールに関わる研究の推進、遠隔運用実績や海洋に関わる各種データの蓄積を目的として開発を進めている機体で、「COCOHELI MARINE」のサービスにおいて、海上捜索、初期救助支援(救命胴衣の搬送等)の場面でその特性が生かせると考え、協業を検討しています。
海水面での離着水が可能な「XU-M」は、多様な可能性を有した機体です。その特性を生かすことのできる「COCOHELI MARINE」との今後の協業を推し量りつつ、広い視野で同機を有効活用できる場面・機会を探索してまいります。
AUTHENTIC社と当社が共同制作した「COCOHELI MARINE」 PR動画
COCOHELI MARINE × XU-M (『ココヘリマリン』YouTubeチャンネル)
固定翼無人飛行艇「XU-M」 概要
機体名称 | 「XU-M」 |
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機体タイプ | 固定翼無人飛行艇 |
寸法 | 全長 3m × 全幅 4m × 全高 0.9m |
推進系統 | 双発レシプロエンジン・プロペラ |
運用重量 | 25kg未満 |
巡航速度 | 17m/s |
本件に関するお問い合わせ先
報道機関の方
〒665-8550
兵庫県宝塚市新明和町1-1
製品/事業について
新明和工業株式会社 航空機事業部 技術部
078-412-9151
(航空機事業部 代表番号)
〒658-0027
兵庫県神戸市東灘区青木1-1-1
以上
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