特装車
車輪脱落事故防止についてのお願い
2024年10月29日
!!今年度もご注意ください!!
近年、ホイール・ボルトの折損等による大型車の車輪脱落事故が増加しています。
2023年度の大型自動車(車両総重量8トン以上のトラックまたは乗車定員30人以上のバス)の車輪脱落事故の発生件数は142件で、前年度より2件増加しています。特に11月から2月に87件(全体の約61%)発生しており、大型自動車の車輪脱落事故は冬期に発生する傾向にあります。
原因としまして、ホイール・ナットの不適切な締付け(トルク不足など)や、ホイール・ボルト及びナットの経年劣化が疑われるものが多くを占め、また車輪脱着作業後1か月以内の発生が77件(全体の約54.2%)を占めていました。
運行前やタイヤ交換作業等にあたっては、著しく錆びたホイール・ボルト、ナット、ディスク・ホイールでは適正な締付け力が得られないため、点検・清掃を行っても錆が著しいディスク・ホイールや、スムーズに回らないボルト、ナットは交換が必要です。
車輪の脱落は後軸左側に多く発生しています。ドライバーが気づきにくい場所には、特に注意してください。
車輪の脱落は、人命に係る重大な事故を引き起こす恐れがあります。
つきましては、車載の「取扱説明書」や自工会のチラシ「お・と・さ・な・い」、「トレーラのホイール・ナット締付け要領について」を参照していただき、以下の4点を徹底し事故の無いように運行をお願い致します。
- 1ホイール・ボルト及びホイール・ナットの錆や汚れの清掃または交換、並びにエンジン・オイルの給脂
- 2ホイール・ナットの規定トルクでの締付け
- 3タイヤ(ホイール)交換後、50~100km走行後の増し締め
- 4日常(運行前)点検での確認
以上
ご注意事項
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