航空旅客搭乗橋
大阪国際空港に新型航空旅客搭乗橋(フルフラットタイプ)初号機を納入
2018年06月01日
新明和工業株式会社(本社:兵庫県宝塚市、取締役社長:五十川 龍之)は、この度、大阪国際空港に新型航空旅客搭乗橋「フルフラットタイプ」の初号機を納入しました。

「フルフラットタイプ」は、バリアフリー対策を施した航空旅客搭乗橋で、「入れ子」になっているトンネル間の段差やトンネル内の床両側のガーター(溝)をなくし、車いすによる通行も、安全で快適に利用できる平らな床を実現したものです。
今回納入した航空旅客搭乗橋は、同空港初となるバリアフリーの開放感あるガラストンネルタイプで、このたび新設された4Aスポットに5月末に据付が完了しました。
当社では、関西エアポート株式会社から、大阪国際空港および関西国際空港向けに、合計100基の航空旅客搭乗橋とそのメンテナンス業務を一括受注しており、今回の納入がその第一号となります。大阪国際空港向けでは、2023年9月までに同機種の航空旅客搭乗橋を30基納める予定です。
当社では、今後も、航空旅客搭乗橋の更なるシェア拡大を目指し、常に安全性・操作性・快適性を志向した製品開発に努めてまいります。
1.新型「フルフラットタイプ」の特長
ユニバーサルデザインの採用で、快適かつ安全な歩行空間を提供

- 1従来、一枚板で形成していた各トンネルの床の材料を変更し、新たに独自構造を開発。これにより、伸縮時のトンネル間の段差をなくしたことで、トンネル内の床が"フルフラット"になり、従来必要とされた渡し板によるスロープも不要に。
- 2これまで各トンネルの床の両側に設置していたトンネル内のガーター(溝)をなくし、より安全で広い歩行路を確保。
ガラストンネルモデル・フルフラットタイプ 初号機仕様
型式 | ATFG3-300RB | |
---|---|---|
最伸長 | 30.0m | |
最縮長 | 18.7m | |
キャブ回転 | 左90度、右30度 | |
キャブ床高 | (最も高いとき) | 5.5m |
(最も低いとき) | 2.0m | |
材質 | ガラス+鋼 |
2.受注概要
事業名 | KIX and ITM Airports PBB Replacement Project |
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発注者 | 関西エアポート株式会社 |
受注内容:
空港名 | 仕様 | 基数 | 工事期間 |
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大阪国際空港 | ガラストンネルモデル
|
30基 (新設1基、更新29基) |
2018年2月~2023年9月 |
関西国際空港 | ガラストンネルモデル
|
70基(更新70基) | 2020年7月~2023年12月 |
本件に関するお問い合わせ先
製品について
新明和工業株式会社 パーキングシステム事業部
空港施設部
〒110-8620
東京都台東区東上野5-16-5
報道機関の方
新明和工業株式会社 社長室 秘書・広報グループ
〒665-8550
兵庫県宝塚市新明和町1-1
以上
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