長崎市では、老朽化した中部下水処理場の廃止に伴い、雨天時に急増する汚水が混じった雨水を一時的に貯留するため、旧し尿処理施設の水槽を流量調整池として改修しました。

流量調整池へ汚水混じりの雨水を送るため、新明和の全速全水位型 横軸水中ポンプをご検討いただきました。

全速全水位型 横軸水中ポンプは、あらゆる水位において全速全水位運転が可能であり、低水位（ポンプ口径の0.5～0.8倍）まで排水を行うことが可能です。また自動着脱式の場合、ポンプを容易に引き上げることができ、メンテナンス性に優れています。これらの点を高くご評価いただき、採用いただきました。

一時的に流量調整池に貯めていた雨水は、雨が止んだ後、西部下水処理場へ送水され、処理したあと海へ放流されます。

このような施設において新明和の水中ポンプが、浸水対策の一助となっています。

平面図

断面図