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【製品の歴史】産機システム事業「自動電線処理機」

今回は、産機システム事業部の主力製品の一つ、「自動電線処理機」の歴史を紹介します。

「自動電線処理機」とは?
自動車や電化製品には、さまざまな電線(ワイヤー)が張りめぐらされており、これらの電線を束状にまとめて部品化したものを「ワイヤーハーネス(組電線)」といい、自動車や家電製品の“神経”や“血管”に例えられる重要なパーツの一つです。
「自動電線処理機」とは、このワイヤーハーネスの生産工程で「電線の切断」「被覆のはぎ取り」「端子の圧着」といったさまざまな加工を自動で行う装置で、当社製品は精密な加工を高速で行える点等が、お客さまから評価されています。

<はじまり>
自動で電線の被覆をはぎ取る「ワイヤー・ストリッパー」を開発
1950年代、大手電機器具メーカーから依頼を受け、国内初となる自動電線処理機「ワイヤー・ストリッパー」を開発しました。


その後、家電や自動車の生産台数増加を受け、さまざまな長さの電線に端子圧着まで自動で行う装置に改良し、産機システム事業の主力製品へと成長しました。


1990年代以降は海外展開も積極的に行い、北米や東南アジアでも高シェアを誇ります。現在は、中国での生産活動に加え、欧州参入を目指しています。

自動電線処理機 組立の様子(当時)

自動電線処理機 組立の様子(当時)

最新の自動電線処理機(TRD701)最新の自動電線処理機(TRD701


“もっと知りたい”と思った方は、ぜひ当社の歴史映像をご覧ください!

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