新たな航空機の社会実装を目指して
国内でも数少ない完成機メーカーとして蓄積した技術と経験を活かし、2015年以来複数の試作機による実証試験を行ってきました。
顧客ニーズに応じて様々な航空機の設計・開発が可能です。
次世代航空機の研究
- 特長
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- ・長時間・長距離(約4時間・約150km)の飛行が可能
- ・観測機器(4kg)を搭載可能
- ・衛星通信による目視外飛行が可能
無人航空機による長時間の観測・監視ミッションや通信中継機としての需要の高まりをうけ、2018年より試作がスタートしました。試作1号機は2019年から2022年まで運用され、自動制御技術・通信技術などの研究を行うとともに、産官学と連携して様々な実証プロジェクトに参加しました。2021年には国内初となる、定期就航便のある空港(長崎県対馬市)で無人航空機によるLevel 3.の飛行を行い、海洋ごみの空撮調査に成功しました。
- 諸元
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- 全長:2.5m
- 翼幅:6.0m
- 重量:25kg未満
- 動力:電動モータ
- 特長
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- ・CFRPとPP樹脂によるセミモノコック構造
- ・新明和の飛行艇技術・ノウハウを反映
- ・自動化技術の検証や海洋研究に活用可能
飛行艇の自動離着水制御の研究のため、US-2設計で培った艇体設計の技術を取り入れて開発されました。大阪湾内で試験飛行を実施し、自動着水に必要な各種データ取得に成功しました。2022年にはポートアイランドで開催された第1回ドローンサミットでデモ飛行を実施しました。
- 諸元
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- 全長:3.0m
- 翼幅:4.0m
- 重量:25kg未満
- 動力:電動モータ / ガソリンエンジン
- 特長
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- ・CFRP製フルモノコック構造により軽量な双胴艇体を実現
- ・制御系統や電源系統、推力系統の冗長設計を盛り込み、洋上でのエンジン遠隔始動も可能
- ・高い積載能力と拡張性を付与
将来の大型無人飛行艇の開発に先立ち、その1/5スケールで設計された双胴型テストプラットフォームです。これまでの研究に基づき構造や制御システムを刷新し、安全性と拡張性を大幅に向上させました。幅広い海洋観測・監視ミッションに活用するため、主翼中央のパイロンや艇体内部へのペイロード搭載を可能としました。
※XU-MIIはJST委託研究「無人機技術を用いた効率的かつ機動的な自律型無人探査機(AUV)による海洋観測・調査システムの構築」における成果物です
- 諸元
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- 全長:3.9m
- 翼幅:5.5m
- 重量:80kg
- 動力:ガソリンエンジン
- 特長
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- ・既存航空機を改造し、様々な技術のテストベッドとして活用
- ・大型の無人航空機ならではの複雑で大きなシステムの飛行検証が可能
- ・自動飛行を可能とするOPV(Optionally Piloted Vehicle)操縦システムを搭載
有人航空機を改造し、大型で高い信頼性を有するシステム検証用テストベッド機を開発しました。2022年にはヤマハ発動機株式会社との共同研究においてヤマハ発動機製エンジンを本機体に搭載し飛行に成功しました。さらに2024年にはフライト・コントロール・コンピュータやアクチュエータ、通信系統などで構成されるOPV操縦システム※1を追加し、 地上からの指示に従った自動飛行に成功しました。
※1OPV操縦システムとは上空においてパイロットの手動操縦からコンピュータによる自動操縦に切り替えるものです。
- 諸元
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- 全長:6.0m
- 翼幅:10.0m
- 重量:550kg未満
- 動力:ガソリンエンジン
- 改造母機:RANS式 S-6
一気通貫のラピッドプロトタイプ
設計開始からロールアウトまで数か月と、超短期で試作品を形にすることができます
新明和工業は国内でも数少ない「完成機メーカー」であり、研究用航空機の開発においては機体の構想設計から製造、試験までを一貫して社内で実施しています。
各担当者は一部の仕事のみをこなすのではなく設計から製造、試験すべての工程に携わることで様々なスキルや知見を獲得しています。
試作機開発の過程
現在進行中のプロジェクトについて
現在は内閣府が主幹する経済安全保障重要技術育成プログラム(K Program)において2つのプロジェクトに参加し、日本の航空機産業の次世代を担う研究開発活動に従事しています。今後も新たなニーズ開拓・サービス展開を目指し、積極的な情報展開とコラボレーションを進めてまいります。
HAPS
高高度無人機による海洋状況把握技術の開発・実証
HAPS※を活用したリモートセンシング技術の確立に向け、成層圏という過酷な環境での実証に必要な機能と性能を備えた機体の設計・製造および運用を一貫して担います。2024年度からスタートした5カ年計画を通じ、最終年度である2028年度には、実際の成層圏環境下においてリモートセンシング機器の技術実証を実施します。
High Altitude Platform Station(高高度プラットフォーム):成層圏を長時間にわたって無着陸で飛行できる無人飛行体。通信機器などを搭載した通信用途のほか、リモートセンシング機器を搭載した観測用途の利用が期待されています。
海空無人機
海空無人機による海洋観測・監視・調査システムの構築
海洋調査の効率化と安全性の向上を目的に、調査海域までAUVを迅速に運搬し、全自動で投入・揚収(回収)を行う無人飛行艇システムを構築します。
2024年度から最大10年間で実証実験まで行い、新たなプロダクトにつなげる計画です。
次世代航空機


















