従来の横軸型ポンプを採用した機場では建設コスト縮減のため、ポンプ井を浅くする傾向が多く見られます。その場合、ポンプの運転から停止までの水位幅を狭く設定することになり、低流入時はポンプが運転・停止を繰り返すチャタリング現象が起こりやすくなります。その結果、ポンプ電動機や始動器の故障リスクが高まります。
そのリスクの解決案として、新明和の横型水中軸流ポンプ SAH-L型 を提案します。
全速全水位運転
横型水中軸流ポンプSAH-L型は、あらゆる水位において全速での運転が可能になりました。排水施設としての信頼性向上に大きく貢献します。

チャタリング防止
- 電動機や始動器にかかる負荷を軽減
- 故障に対するリスクを抑制

特長
- 超低水位運転
槽内や水路内の水位を低く抑えることで(口径の0.5倍)水害に対するリスクを軽減します。
- スタンバイが可能な先行待機ポンプ
先行待機運転も可能なため、ゲリラ豪雨などの急激な流入にも迅速な排水が行えます。
- インバータ設備が不要
回転数制御が不要なため、コストの削減が可能です。また、シンプルな運転制御で運転管理が容易です。
- 作業性に優れた自動接続方式を採用
ポンプをガイドパイプに沿って昇降させるだけで着脱が可能です。
- 現地条件に合わせて選べるポンプ場設備
設置方式 |
ポンプゲート方式 ![]() |
壁ポンプ方式 ![]() |
機場 | 小規模排水機場 | 小規模排水機場 |
特長 |
|
|
ポンプ選定図

※選定表は機種選定の目安を示すものです。口径900mm以上、出力75kW以上も製作可能です。
仕様点や運転範囲などの条件により出力、口径、水位などが異なる場合があります。
正式な機種選定は弊社または取扱い店までお問い合わせください。