Businessわたしたちが手掛ける事業

新明和工業の流体事業部は、
主に3つの業務に
分かれています。
1つ目はゲリラ豪雨や雨水から「街を守る仕事」
2つ目はマンホールポンプシステムを利用して「暮らしを支える仕事」
3つ目は下水処理施設用機器を利用して「自然に還す仕事」です。
また、テーマパークなどに製品を納入する
「人々の楽しみをつくる仕事」も行ってます。
このページでは、具体的にどんな仕事をしているのか
納入事例と一緒に紹介していきます。
Protect the city
街を守る仕事
ゲリラ豪雨・雨水対策
近年、異常気象により、日本でもゲリラ豪雨が発生するなど、雨水による被害が増えています。
日本各地で浸水対策として、雨水を河川へ強制的に流す「雨水排水機場」や、
大雨の際に一時的に雨水をためる「雨水貯留施設」などの建設が進められており
当社のポンプも多種多様な現場に納入されています。
本事例は、想定を超えた雨量によりこれらの施設が機能を停止しないよう
「耐水化」を実現したものです。


新明和の耐水型ポンプが
支える安全な施設運営


お客様の悩み
河川の氾濫などが起こると、これらの施設が浸水することがあり、施設内のポンプが故障する恐れがあります。
このようなことが起こると、排水できなくなった水が街中に溢れ出して住民に災害をもたらしてしまい、また水没したポンプの復旧にも時間を要することになってしまいます。そこで、日本各地のポンプ場では、施設の耐水対策が求められていました。
新明和のご提案
新明和の立軸槽外型ポンプは、空気にさらされている状態でもモーターをしっかり冷却できるため、長時間の運転が可能です。また、万が一ポンプが水に浸かってしまった場合でも、水中ポンプと同様の防水性能があるため、モーターが水に浸かることなく運転を続けられます。これらの特長が評価され、同機が採用されることとなりました。
Support life
暮らしを支える仕事
マンホールポンプシステム
道路などの下には、家庭の生活排水などが流れる「下水道」が網目のように張り巡らされています。
通常、水は高いところから低いところへは自然に流れていきますが、
低いところから高いところへ水を汲み上げるために「マンホールポンプ」がその役目を担っています。
新明和は、長年培った技術を集め、多くの実績を持つマンホールポンプと全国に展開した
サービスネットワークで、皆様の快適な暮らしを支えています。
本事例は、マンホールポンプ場での「トラブル改善とコスト削減」の両方を実現したものです。


異物トラブルを
新明和のポンプが解決


お客様の悩み
水に溶けないティッシュやおむつなどの異物を含む排水が、マンホールポンプ場に流れこむと、マンホールポンプが詰まってしまい、水を汲み上げることができなくなることがあります。
その場合、マンホールポンプ場へ作業者が赴き、ポンプを地下から引き揚げて、手作業で詰まりを解消する必要が生じます。
それには、大変な労力とコストがかかってしまうことから、異物が詰まりにくいマンホールポンプが求められていました。
新明和のご提案
これらの問題を解決するために、新明和は高効率を維持しつつ異物通過性にも優れた改良ノンクロッグ型ポンプ(CNWX)を提案しました。このポンプは、従来型の羽根車に比べて異物の通過性が高く、ポンプの詰まりによるトラブルを大幅に減少させることができます。実際にフィールドテストにおいて、従来のポンプに比べて異物が詰まる回数が大幅に減少し、電気料金も20%軽減される結果が得られました。
CNWXは、様々な異物が流れてくる公共施設や工場、ショッピングセンターなどでも活躍しており、使用環境に応じた豊富なラインアップが用意されています。このポンプの導入により、メンテナンスコストの削減や省エネルギー化が実現され、環境にも配慮した効果が期待されています。
Give back to nature
自然に還す仕事
下水処理施設用機器
マンホールポンプにより汲み上げられた水は、
下水道を通って最終的に「下水処理場」へたどり着きます。
下水処理場は微生物を利用し、汚れた水を浄化して、河川や海に放流する施設です。
施設には様々な装置があり、新明和は多様な製品のラインアップで貢献しています。
本事例は微生物を活性化させるため、汚れた水に空気を送るばっ気工程で使用される
「送風機」において、従来機より「低騒音、省スペース、メンテナンスの効率化」を実現したものです。


簡単な施工で低騒音な
下水処理施設を実現


お客様の悩み
日本各地の下水処理場では、ばっ気処理工程で使用する送風機の設備を改修する計画があり、このような改修に際しては、電力を節約できること、維持管理が容易であること、そして低騒音であることが求められています。
新明和のご提案
新明和のターボブロワSTX-EPシリーズは、制御盤がターボブロワ本体に内蔵されており、省スペースで軽量です。
また、制御盤とブロワの間に配線が不要なので、施工が簡単で他機種との比較で工事費等を削減できるという利点があります。
これらの特長が高く評価され、同機が採用されることとなりました。
Create fun for people
人々の楽しみをつくる仕事
アトラクションの水流発生
私たちは、お客様の要望に応じてオーダーメイドの製品開発を行うことがあります。
例えば、テーマパークのアトラクションで使われる水流発生装置のように、
既存の製品ラインアップにない場合でも、豊富な経験を駆使して開発を進めます。
流体事業部は、お客様の想いをカタチにする開発を手掛けています。


激流アトラクションを支える
開発ストーリー


お客様の悩み
ひらかたパークのアトラクションでは、6人乗りの円形ボートで渓谷の激流を下るスリリングな川下りが楽しめます。しかし、このアトラクションで使用されていた水流発生装置は、老朽化した海外製の水中軸流ポンプでした。故障が増えてきたため、ポンプの更新が必要となり、修理のための部品の調達に不安がある海外製ではなく、日本製への置き換えを希望されていました。


新明和のご提案
当初、この依頼を受けた時、私たちの製品ラインアップには対応する機種がありませんでした。開発は難航が予測されましたが、お客様の期待に応えたいという強い意志から、新規開発に着手しました。約1年の開発期間を経て、お客様の要求に合った高効率の揚水用軸流ポンプが完成し、現在では4台の稼働ポンプ全てが新明和製となっています。
このように、テーマパークでも新明和の製品が活躍し、多くの人々に楽しさを提供しています。