飛ぶ・集う・魅せる AirVenture Oshkoshの楽しみ方
EAA AirVenture Oshkosh紹介の第3回は、本展示会ならではのイベント・楽しみ方についてです。
第1回にて少し触れましたが、AirVenture Oshkoshの特長はフライ・イン(自分の航空機で飛来して参加)が出来ることです。
見渡す限り無数の航空機によって会場が埋め尽くされています。会期の途中であってもウィットマン空港の滑走路では、飛行展示の合間を縫って絶えずフライ・インする航空機が見受けられアメリカの航空機産業の裾野の広さをひしひしと感じました。
空港の管制塔には「World’s busiest control tower(世界で一番忙しい管制塔)」の垂れ幕が掲げられており、このイベント期間中の圧倒的な発着数を象徴しています。
会場に展示されている機体のなかには、近くにいるオーナーから話を伺えることもありました。
筆者は現在、既存航空機を改造して翼に部品を取り付けるアタッチメントについて検討業務を行っているため、参考になりそうな機体を見つけては突撃し話を伺ってきました。
つたない英語にもかかわらず、どの方も非常に親切にアドバイスをくださいました。
夜にはナイトエアショーが開催されます。20時頃からのスタートでしたが、現地は薄暮。暮れなずむ空を「F-4Uコルセア」や「B-29 スーパーフォートレス」など、第二次世界大戦当時の歴史的航空機たちが堂々たるパフォーマンスを見せてくれました。
ショーも後半になるとすっかり暗くなり、今度は翼端から花火を放つアクロバット機が登場しました。地面からも次々に花火を打ち上げ、その上空をアクロバット機が爆音とともに飛行するため、日本の花火大会とは異なります。
煙に包まれた会場で観客はただただUSA!USA!の興奮に包まれていました。
航空機のなかでもエクスペリメンタルはいわゆる「フロンティアスピリット」を色濃く反映した文化的背景を持ち、このようなエアショーの雰囲気にも表れていると感じました。
今もなお米国が航空宇宙の新技術領域を開拓し続けているのは、多少リスキーなことでも避けるばかりではなく前向きにコントロールし、楽しむことに全力を傾ける姿勢に起因するのかもしれません。
これまで全3回に分けてご紹介してきた「AirVenture Oshkosh2026探訪」は以上で終了となります。書ききれなかったこともたくさんありますが、雰囲気の一端を感じて頂けたら幸いです。
来年も当社はエアベンチャーに若手を派遣しフロンティアスピリットを体感したい、願わくは将来当社が開発した機体でフライ・インしたいと思います。今後の記事も是非チェックしてください!