ビルピット臭気対策製品

ビルピット臭気対策製品

  • ビルピットレータJB・JBF

    都市のビル街に漂う悪臭の原因は、ビルの汚水をいったん貯留し公共下水道に排出する「ビルピット」から発生するニオイです。
    新明和のビルピットレータ®は汚水中に空気を送り込みながら撹拌。貯留汚水を好気性に保ち、汚泥の堆積やスカムの発生を防ぎ、悪臭の原因を元から取り除きます。

    ビルピットレータJB・JBF ビルピットレータJB・JBF
  • ビルピットレータ®は、吸い込んだ空気をジェット水流とともに噴出し、槽内の撹拌とばっ気を同時に行います。水をノズルから噴出させると同時に発生する負圧(エゼクタ作用)により、空気を自吸し微細気泡として水中に拡散させると同時に槽内に水流をおこし、堆積汚泥やスカムの発生を防止します。

    ビルピットレータJB・JBF
  • 羽根車中心部での「引っかかり」を防止

    渦流形羽根車に多くみられた羽根車中心部での「引っかかり」を羽根車の前面部をフラットにすることにより、解消します。

    (JB(F)400・JB(F)750)

    羽根車外周での「巻きつき」を防止

    右図のように羽根車外周をテーパ形状にすることにより、外周での「巻きつき」を防止します。

    (JB(F)400・JB(F)750)

    羽根車中心部での「引っかかり」を防止
  • 耐久性にすぐれた長寿命設計

    軸封部は、耐摩耗性にすぐれた4端面SiCのダブルメカニカルシールを採用。また、羽根車内を直接汚物が通過しませんので摩耗が少なく耐久性にすぐれています。羽根車取付軸長(オーバーハング)が短く、振動が少ないので、メカシールや軸受への負荷が少なく耐久性にすぐれています。

    モータの焼損を防止

    自動復帰型のモータ保護装置(オートカット)を内蔵し、過負荷、欠相などによるモータ焼損を防止します。また、ケーブルには心線シールを施してモータ室への浸水を防止します。

    JB400・JB750型(スライド形) 構造断面図

    JB400・JB750型(スライド形) 構造断面図

  • メンテナンスが容易

    シンプルな構造のため、メンテナンスが容易です。

    メンテナンスが容易
  • ストレーナの分解・取付作業

    ストレーナの脱着が容易にできます。

    (JB(F)400・JB(F)750のストレーナはオプション)

    ストレーナの分解・取付作業

ビルピットの清掃費を軽減

汚泥の堆積が少なく、スカム発生も軽減するため、ビルピット内の清掃回数を削減でき、それに必要な費用を節約できます。

清掃費低減効果表

清掃費低減効果表

計算条件

ビルピットレータ®設置時の費用は
製品代、電気代、機器メンテナンス代の合計値です。

清掃費低減効果表

清掃費低減効果表
  • すぐれた機能が
    より効果を高めます

    ツインディフューザが
    ビルピット内の広範囲に威力を発揮

    ツインディフューザ方式の採用により、ビルピット内をジェット水流で広範囲にばっ気、撹拌し、効果を高めます。
    また、ビルピットの形状や大きさにより、ディフューザの角度、方向が変えられます。

    ツインディフューザ方式

    ツインディフューザ方式

  • 上向き噴射でスカムを粉砕

    5段階でディフューザ角度を調節できます。スカム破砕もディフューザを上に向け水流を直接当てることにより可能です。

    上向き噴射でスカムを粉砕
  • 設置方向を回転させ、槽内の広範囲に対応

    スライド方式を使用することにより、ハンドルで槽外から簡単に方向が変えられ(180°・ピッチ15°)デッドスペースに堆積した汚泥等の撹拌も容易にできます。

    設置方向を回転させ、槽内の広範囲に対応 設置方向を回転させ、槽内の広範囲に対応
  • 前後噴射も対応

    槽の中央部に設置する場合、ディフューザの方向を互いに反対向きとすることもできます。

    前後噴射も対応
  • 任意の水深で噴射可能

    スライド方式を使用することにより、任意の水位で運転できます。また本体は容易に槽外から着脱できます。

    任意の水深で噴射可能

注意事項

1日12時間以内または年間4,000時間以内を基本とし、これを超える場合は事前に弊社までご相談ください。
連続運転の場合は必ず2台交互運転でご使用ください。

汚水槽では槽内にストッキング、シャツ、タオルといった粗大物が混入する恐れがあります。羽根車やディフューザ部のつまりの原因になりますので、そのような場合は網かごなどを流入部に取り付けてください。
また、異物の多い現場には、ビルピットレータ®にストレーナ(JBF400/750・JB400/750はオプション)を取付けてください。

悪臭を発生源からシャットアウト

悪臭の原因となるのは、ビルピット(排水槽)の底に堆積した汚物や汚泥、そして汚水表面に浮遊するスカムが腐敗するためです。ビルピットレータ®を排水槽に設置・運転することで、悪臭の主成分である硫化水素の生成を大幅に抑え、臭気の指数値を守り、悪臭問題を発生源から解決します。

●ビルピットレータ®導入効果

ビルピットレータ®導入効果

※高濃度の硫化水素を長期間にわたり放置しておくと、管渠やコンクリートを腐食させる原因となります。

●臭気の指数値 (東京都ビルピット対策指導要綱)

◆公共汚水ますなどの内部空気に含まれる硫化水素

◆排水に含まれる硫化水素

255mmの低水位から
運転が可能

255mmの低水位から3,000mmまで、広い範囲の水位でばっ気・撹拌ができます。

JB(F)400・JB(F)750は最高水位2,000mmとなります。

255mmの低水位から運転が可能 255mmの低水位から運転が可能
  • 既設のビルに簡単設置

    既設のビルのマンホール(φ450、φ600)※を改造することなく取付けられます。
    また据付工事は、吸気管(ホース)の穴あけなどの必要がなく、ケーブル取出穴だけのため、簡単に行えます。

    φ450マンホール対応機種:JBF400/750
    φ600マンホール対応機種:JBF400/750/15

    既設のビルに簡単設置
  • 設置方法例(床置き型)

    ディフューザの噴出口を上にしてマンホールからビルピットレータ®を降ろします。マンホール部を完全に通過後、槽外からクサリを操作し、ビルピットレータ®を水平にして槽底まで降ろし設置します。

    ●φ450マンホールからの設置方法(JBF400/750)

    φ450マンホールからの設置方法(JBF400/750)
  • オプション対応

    ●ストレーナ付(JBF15は標準仕様)

    異物の多い現場ではストレーナ付の対応もいたします。

    ストレーナ付(JBF15は標準仕様)

    ●槽底の傾斜角が大きい場合

    槽底傾斜角が大きい場合や槽底がすべりやすい材質の場合、角度調整用ベースも対応いたします。

    槽底の傾斜角が大きい場合

用途

  • デパート、ホテル等の商業施設の地下汚水槽(ビルピット)の撹拌

    公共施設、空港ビル等の地下汚水槽の撹拌

    用途
用途
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