マンホールポンプ施設用「デジタル無線監視システム」を発売

- 電波法改正による2022年完全デジタル化に先駆け新システムを開発 -

新明和工業株式会社(取締役社長 大西 良弘)は、アナログ無線を使用したマンホールポンプ施設用の「無線監視システム」の後継機として、デジタル簡易無線を採用した「デジタル無線監視システム」を開発、8月1日から販売を開始します。

下水管路におけるマンホールポンプ施設は、2000年頃にピークを迎えるまでは、汚水処理人口普及率に比例してその設置数も増加してきましたが、それを運用する自治体では、同施設の状態監視および異常通報に採用していた監視システムのランニングコストの増加が懸念されていました。
当社は、その問題解決に向けて2001年には一般公衆回線や携帯電話網と比較しても、最もランニングコストが安く運用できるアナログ無線を使用したシステムを発売し、これまでに150箇所以上の処理区域への納入実績を誇る「無線監視システム」のリーディングメーカーです。

このたび販売を開始する「デジタル無線監視システム」は、電波法の改正で2022年11月末をもってアナログ無線の使用が禁止され、完全デジタル化されることに先駆けて開発したもので、従来のアナログ無線によるシステムと同様に、ランニングコストを抑え、通信エリアを広くカバーできることなど、基本性能は踏襲した上で、破損したデータを修復する機能(誤り訂正機能)や空きチャンネルを自動で選択する機能を採用するなど、機能を拡大したことが特長です。
また、従来機と同様、監視装置と無線機・アンテナで構成しており、当社製監視装置であれば若干の改造で既設の監視装置をそのまま使用することができる等、比較的簡単にアナログ無線をデジタル簡易無線に変更でき、更新コストを低減できます。
2022年12月1日以降は、デジタル簡易無線のみが使用可能となり、アナログ無線である特定小電力無線、小エリア無線は使用できなくなることから、当社では、既設の顧客への置き換えを推進するとともに、新規顧客への提案も積極的に実施してまいります。

なお、7月30日(火)から8月2日(金)の間、東京ビッグサイトで開催される「下水道展'13東京」に本製品を出展いたします。

図1.「デジタル無線監視システム」通信イメージ

図1.「デジタル無線監視システム」通信イメージ

■ デジタル無線監視システム

1.製品概要

写真1.システム構成機器

写真1.システム構成機器

(1) 異常発生時に親局の一般公衆回線を介し、ただちに最大16箇所に自動通報
(2) 親局・子局間は無線通信を利用
(3) 各マンホールポンプ施設に設置したシステムの稼動状況を監視・記録し、日報・月報・異常履歴のデータを収集

2.特長

(1) ランニングコストの低減(アナログ無線と同等)
一般公衆回線1回線で最大30機場のマンホールポンプ施設を監視可能とし、一般公衆回線の基本料金負担を大幅にカット
(2) 通信エリアを広くカバー(アナログ無線と同等)
通信距離は1~2kmに加えて、中継機能により広範囲にわたるマンホールポンプ施設の監視が可能
(3) 機能拡大
・誤り訂正機能採用(耐ノイズ性向上)
無線によるデータ通信中、ノイズ等の混入による通信の失敗を低減
・空きチャンネル自動選択機能採用
混信のリスクを低減
・メンテナンス性向上
機能部品である無線機の設置位置を引込柱上部から制御盤内に変更
・バックアップ親機が設置可能(オプション)
親局の機器故障・回線不具合による通報不能状態を回避するために、バックアップ親機を設けることが可能
・複数経路ポーリング通信採用
複数の通信経路を使用して連続通信を行うため、無線通信失敗のリスクを低減

3.主要仕様

項目 仕様
型式 SV27WD SV12WD
対応無線局 親局(NTT接続)または子局 子局専用
無線方式 デジタル簡易無線
電波出力 1W
周波数 467MHz帯
通信距離 1km~2km(見通し3km)地形など周囲条件による
設置条件 親局1箇所につき子局29箇所まで接続可能
(30機場/1回線)(中継機能あり:最大5段)
免許 免許局(従事者免許は不要)
運転監視 3点、無電圧a接点 2点、無電圧a接点
アナログ入力 4点(4~20mAまたは1~5V) 1点(4~20mA)水位入力用
パルス入力 1点(流量計接続) -
異常監視 17点、無電圧a接点 4点、無電圧a接点
異常通報先 16箇所 (音声・FAX・中央監視 組合せ任意)
保持データ 日報(最大10日分) 月報(前々月、前月、当月) 他
運転履歴・異常履歴・トレンドデータ
停電時電源 ニッケル水素電池(NiMH)
動作温度 0~50℃

4.販売開始日

2013年8月1日(木)

5.販売目標

100台/年

本件に関するお問い合わせ先

【製品に関するお問い合わせ先】

〒230-0003
神奈川県横浜市鶴見区尻手3-2-43
新明和工業株式会社 流体事業部 流体営業部
TEL:045-575-9845

【本リリースに関するお問い合わせ先】

〒665-8550
兵庫県宝塚市新明和町1-1
新明和工業株式会社 人事総務部 総務・広報グループ
TEL:0798-56-5002
E-mail:pr@shinmaywa.co.jp

「水処理機器サイト」:http://www.shinmaywa.co.jp/pump/
「下水道展'13 東京」:http://www.gesuidouten.jp/

以上