航空旅客搭乗橋

航空旅客搭乗橋「フルオートシステム(完全自動装着システム)」が 大阪国際(伊丹)空港で稼働開始

2022年06月23日

新明和工業株式会社(本社:兵庫県宝塚市、取締役社長 五十川龍之)は、独自開発の航空旅客搭乗橋「フルオートシステム」を、このたび、大阪国際(伊丹)空港において、導入いたします。

航空旅客搭乗橋(以下、搭乗橋)は、ターミナルビルと航空機をつなぎ、搭乗と降機する際に使用する可動式の通路で、本システムは、AIと画像認識技術により航空機のドアを認識し、搭乗橋の装着完了までをボタン操作一つで完全に自動化するものです。既存の搭乗橋は人が操作するため、装着の精度が個人の技量に左右されますが、完全自動化により、お客さまのスムーズな搭乗と降機、およびヒューマンエラーの防止による安全性の向上を実現します。

当社では、空港施設が抱える課題に自社の技術力をもって応えることで、空港の生命線である高稼働率の維持・向上および定時運航、安全なオペレーションに貢献してまいります。

航空旅客搭乗橋 「パックスウェイ®
カメラ位置

導入期間

2022年6月27日~2024年6月30日

対象

搭乗橋:2基(No.13B、No.18A)

開発・設置者

新明和工業株式会社

期待される導入効果

  • 操作性向上:操作者個人の技量によらない均質な搭乗橋の装着
  • 効率性向上:装着のやり直しなどが無くなることで、定刻運航の維持、お客様の機内待ち時間短縮
  • 安全性向上:AI、画像認識技術を活用したヒューマンエラーの防止

既存のプリセット走行との比較

  方式 既存のプリセット走行 フルオートシステム
1 到着位置
(最終の位置合わせ)
  • 航空機1m手前
  • 手動での位置合わせが必要
  • 装着完了状態(航空機のドアを開けられる状態)
  • 手動操作不要
2 操作性
  • オペレーターの手動操作
  • オペレーターの1Push操作
3 駐機誤差の影響
  • 誤差に応じて手動で微調整が必要
  • カメラによりドアの位置を計測することで影響なし
4 安全確認
  • オペレーターによる目視確認
  • オペレーターによる目視確認
5 機種選択
  • オペレータが選択し入力
  • 機種選択操作不要
  • 航空機ごとにあらかじめ決められた動きをする機能

本件に関するお問い合わせ先

報道機関の方

新明和工業株式会社 経営企画本部 広報部

〒665-8550
兵庫県宝塚市新明和町1-1

製品について

新明和工業株式会社 パーキングシステム事業部 
営業本部 グローバル営業部

〒110-8620
東京都台東区東上野5-16-5

以上

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