経営方針

トップメッセージ

中期経営計画「Change for Growing, 2020」
最終年度を迎え、「今」と「その先」を見つめる

いつも、当社をご支援いただき誠にありがとうございます。

株主の皆さまにおかれましては、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、公私ともに平時とは異なる生活を余儀なくされていることとお察しいたします。当該ウイルスに感染された方々に対しまして、心からお見舞い申し上げます。

この、新型コロナウイルス感染症との闘いは、長期戦になることが予想されます。当社グループにおきましては、お客さま、お取引先さま、そして当社グループ従業員とその家族の健康と安全を第一に考え、恒常的な感染防止に努める所存です。

取締役社長 五十川龍之

過去最高の売上高計上、そして創業100周年を迎えた2020年3月期

中期経営計画「Change for Growing, 2020(以後、「CFG2020」と記載)」の中間年にあたる2020年3月期は、「CFG2020」の目標達成に向け、製品・サービスの付加価値向上や海外展開などの成長戦略に取り組んでまいりました。また、これと並行して営業強化や生産性向上にも注力した結果、堅調な市場環境も追い風となり、売上高は過去最高値を3年連続で更新し、営業利益も前期比で増益となりました。さらに、資本効率を意識した経営指標の一つであるROEも「8.9%」と、「CFG2020」で掲げた目標値「8%」を上回る成果をあげることができました。

そして、2020年2月には、当社グループを取り巻く多くの方々に支えられ、創業100周年を迎えることができました。新たな歴史を刻むスタートに立った今、将来にわたって持続的成長を遂げる企業グループであるために、この1年は、経営者として、これまでの歴史の重みを噛みしめるとともに、ここから新たな歴史を築いていく責任の重さと決意を胸に、創業100周年のキャッチフレーズに掲げた「受け継ぐこと、変えること」について深く考えてまいりました。

そして、大きな変化が予想されるこれからの社会において、当社グループの存在意義と目的、使命を明確にしておきたいとの思いから、本年4月、新たに以下の「経営理念」を制定いたしました。

[経営理念]

新明和グループは、たゆまぬ技術革新で、安心な社会と快適な暮らしを支え続け、人々の幸せに貢献します。

この理念には、絶えず進化を続ける技術の習得に努め、そこから生み出した独自技術や新たな製品・サービスを通じて、「安心」で「快適」な世の中を支える存在でありたいとの思いを込めています。そして、「人々の幸せに貢献する」、これこそ、当社グループが存在する意義・目的であり、あらゆる人々の幸福度や満足度の向上に努める決意を示しました。

コロナ禍での2021年3月期(「CFG2020」最終年度)の取り組み

2021年3月期は、「CFG2020」の最終年度にあたりますが、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、当社グループの主要事業にも影響が及んでおります。航空機セグメントにおいては、航空業界の停滞に伴う民間航空機部品の減産が明らかとなり、対策の検討を進めております。これ以外にも、新型コロナウイルス感染症に起因する業績変動要素を抱えていることから、通常より遅れて2021年3月期第1四半期決算開示時に当期業績予想をお示しし、その内容に鑑みて「CFG2020」の目標値も修正しております。

こうした状況下、今年度は、新型コロナウイルス感染症に起因する経営リスクを最小限に抑える諸施策を迅速に講じていくとともに、「CFG2020」で掲げた海外展開やM&A等の事業成長戦略は、手を緩めることなく取り組んでまいります。

また、将来にわたって当社グループの企業価値を高めていくには、長期志向経営への転換が必須と考えております。今年度は、この長期志向経営の礎となる、10年先の「あるべき姿」を描いた「長期ビジョン」の策定と、これに基づく「長期事業戦略」の策定にも取り組んでまいります。

株主の皆さまにおかれましては、かつて経験したことのない大変な状況下にありますが、くれぐれもご自愛のうえお過ごしいただくとともに、当社グループに対しまして、今後とも変わらぬご支援をたまわりますようよろしくお願い申し上げます。

取締役社長 五十川龍之