納入事例

合流改善による浸水対策

兵庫県西宮市殿 合流貯留管用雨水排水ポンプ
兵庫県西宮市殿より受注した、豪雨による浸水対策、震災等による災害対策、合流改善を目的とした合流貯留管用雨水排水ポンプ(耐水型ポンプ)を2台納入いたしました。

西宮市殿では雨水と汚水を同じ管で流す「合流区域」における、合流貯留管を整備しています。これにより、

  • 豪雨があった際、現状の下水道管では流しきれない雨水を一時的に合流貯留管に貯めることで浸水被害を軽減することができます。
  • また未処理の汚水が混ざった雨水(合流雨水)が一部、海に放流されることがあります。合流雨水を一時的に合流貯留管に貯めることで海への放流量を削減することができます。
  • 万が一、震災により下水ポンプ場が機能停止しても合流貯留管を経由し、下水処理場へ流すことにより下水道の機能停止を防止することができます。

現地工事においては、立坑(直径約10m、深さ約23m)の底に雨水排水ポンプ(耐水型)を据付し、送水用の配管(φ500mm)を20mの高さの壁面に設置しました。高所での重量物の取扱いは非常に危険であり、技術を要する作業となりましたが、無事完成することができました。

このような施設において新明和の技術が災害対策の一助となっています。

仕様

型式 CNT250GY
台数 2 台
口径 250 mm
出力 75 kW
全揚程 25 m
吐出量 8.5 m3/min