経営方針

トップメッセージ

新しい中期経営計画「Change for Growing, 2020」をスタートしました。

いつも、当社をご支援いただき誠にありがとうございます。

社長に就任して1年が経ち、2015年度から取り組んできた中期経営方針「New Challenge 100」も、この3月で活動期間を終えました。当社グループ全従業員の努力が実を結び、初年度を含む3カ年いずれも業績目標を達成することができました。

この春から新たな中期経営計画「Change for Growing, 2020(以後、「CFG2020」と記します)」をスタートさせましたが、この策定にあたり、私は、この3年間を振り返るところからスタートしました。これまでに実施したM&Aや事業の譲り受けなども奏功し、当社グループの収益水準は過去と比較すれば高くなりました。しかしながら、そこから更なる「成長」を実感できる水準に至っていないこと、また、この先、一部の事業についてはこれまでより市場環境が厳しくなると予想されることから、既定路線の延長線で満足するのではなく、「変革」と言えるような大きな方針転換を打ち出し、諸施策を実行していくことで、3年後には自ら「成長」を実感したいとの思いで策定したのが、新中期経営計画「CFG2020」です。

取締役社長 五十川龍之

当社グループの継続的な成長は、結果としてお客さまの更なる事業の成長、ひいては社会への貢献へとつながっていくものであり、これこそが企業価値の向上であると考えます。

同時に、「変革」を実践するためにも、経営の支えとなる株主の皆さまに対して、きちんと向き合い、報いる姿勢もより一層大切にしたいと考えております。

こうしたさまざまな思いを込めて策定した「CFG2020」では、活動の柱となる二つの基本方針を掲げています。

1. 基盤事業の「規模拡大」および「収益向上」策

① 製品・サービス

 IoTやAIといった新たな技術を用いて次世代型製品の開発に注力するとともに、お客さまの課題解決や業務支援の場面でお役に立つようなソリューション提案力やサービス体制の強化、また、生産合理化のための設備投資や人材育成にも注力します。

② 海外市場

これまでのように、国内を中心とした事業活動では今後成長が期待薄となるため、いずれのセグメントも積極的に海外市場での収益向上に取り組みます。

そのためにも、まず、「売れる」ための仕組みづくりを強化します。

一例を挙げますと、現地で既に基盤を持つパートナーを見つけること、製品によっては日本からの輸出を現地生産に切り替える、更にはセグメントや社外競合メーカーといった「壁」を越え、お互いに経営資源を有効活用し、連携を深化させることも積極的に進めていきます。

③ M&A、アライアンス

① ② に加え、技術や市場、人材といった面で互いに有益と思える相手先が見つかれば、積極的にM&Aやアライアンスを進め、スピーディーな収益拡大を目指します。

2. 株主還元策

「CFG2020」では、株主の皆さまに対する還元方針として、

  • 連結配当性向:40~50%
  • 自己資本の状況に応じて、機動的な自己株式取得の実施

を掲げました。

長年維持してきた「安定志向」の配当方針を「配当性向重視」に転換し、株主の皆さまへの還元を積極的に行うとともに、資本効率を重視し、M&Aや設備投資といった本業の成長を助ける投資の進捗状況と照らしながら、自己株式の取得も機動的に行います。

これらの二つの基本方針に基づく事業経営を行うことで、「CFG2020」最終年度となる2021年3月末には、以下の業績目標の達成を目指します。

  • 連結売上高:2,300億円
  • 連結営業利益:140億円
  • ROE:8%

二つの基本方針を柱に、今後3年間の活動を通じて当社グループの「変革」と「成長」を成し遂げ、ステークホルダーの皆さまには「企業価値向上」を実感していただけるよう、真摯に取り組んでまいります。

今後とも、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

取締役社長 五十川龍之