経営方針

トップメッセージ

2017年4月に社長に就任した、五十川龍之にインタビューを行いました。

取締役社長 五十川龍之

Q. 基本方針を聞かせてください。

私たちの使命は、製品・サービスを通じて社会に貢献することです。この使命を果たすためにも、市場で求められる製品・サービスを創出し続けなければなりません。そして、こうした事業活動により得られる収益を、株主の皆さまなどに還元するとともに、新たな価値の創出に向けた投資などを実行し、企業価値を高めていかなければならないと考えています。

では、「市場で求められる製品・サービスを創出し続ける」ために必要な能力が何かを考えたときに、まずは「高い変革能力」の必要性を感じています。ニーズは、常に変化しており、その速度や幅は、今後ますます速く、大きくなっていくものと想定されます。この変化を的確に掴んで、競合他社より一歩でも早く「製品」や「サービス」という形で提供できるよう、意識醸成や体制整備に取り組みます。

また、働く人が、やりがいをより感じられる企業グループを目指します。ITの普及や人工知能の発達なども著しいものがありますが、それらを「人」が活用していくことに変わりはありません。働く人たちが常に「達成感」や「幸せ」を感じられるようにすることで、新明和グループの「活力」をさらに高めていきたいと考えています。

Q. 新明和グループの“強み”をどのようにみていますか。

「航空機」「特装車」「産機・環境システム」「パーキングシステム」を中心にした事業基盤は強みです。「製品」だけではなく、「アフターサービス」まで提供できる体制をそれぞれの事業で確立できています。お客さまに長く製品を使い続けていただくことができる体制は、将来の成長に向けた「挑戦」の基盤でもあります。

Q. 特に注力する課題はありますか。

まずは、基盤製品やサービスの競争力強化です。お客さま満足度をより高める製品・サービスを創出し、受注優位性をさらに向上させなければなりません。そのためにも、開発速度を上げ、求められる製品・サービスを適時提供できる体制を整備しなければならないと感じています。製品はもとより、サービスに関しても価値を感じていただけるメニューを創出できるよう努めてまいります。

また、海外展開についても強化するべきポイントだと考えています。既に海外への展開を進めている製品もありますが、国を問わず通用するものがまだまだ数多くあるとみています。ターゲットとする国や地域において、お客さまが求める「機能」や「価格」をよく把握し、製品やサービスの仕様を決定し、販路開拓により、海外展開を推進したいと考えています。

そして、今申し上げた施策に取り組むためにも、「マーケティング力」の強化が不可欠だと感じています。成長戦略を描くうえでの新事業の創出のためにもマーケティング力を発揮できるよう、体制強化などを進めてまいります。

Q. 最後になりましたが、2018年3月期の業績予想について、聞かせてください。

市場環境は比較的良好に推移するものとみていますが、航空機事業において、ボーイング社の「777」の納入機数が減ること、2017年3月期の需要水準が極めて高かった特装車の需要がやや落ち着くものとみていることなどから、売上高は若干減少するものと予想しております。
また、特装車事業において、売上高減少に加え、鋼材価格の値上がりを想定しているほか、人員の増強や設計・生産の効率性を高める取り組みを進めることによりコストが増加し、全体として減益を見込んでいます。

2018年3月期は、現在進めている3カ年の中期経営方針「New Challenge 100」の活動最終年度に当たります。目標に掲げる「売上高2,000億円以上、営業利益100億円以上の継続計上」については、達成できるものとみています。ただ、これに満足することなく、各事業で進めている諸施策を最後まで推進していく所存です。
たとえば、航空機事業においては、「777」の後継機となる「777X」向け翼胴フェアリングを製造するラインを本格稼働させる予定です。このほか、特装車の分野における塵芥車やダンプトラックの性能向上のほか、自動電線処理機、水処理機器、航空旅客搭乗橋の高付加価値化など、各事業分野でテーマを定めて進めている製品開発を推進してまいります。

また、来期以降の中期経営計画の策定も進めてまいります。今後検討を進めたうえで、詳細を公表する予定にしておりますが、将来にわたり、新明和グループが成長する上での中期的課題の解決に取り組むものとする所存です。
新明和グループの先頭に立って、皆さまのご期待に沿えるよう、全身全霊を傾けてまいります。引き続きのご支援、ご指導、ご鞭撻をいただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

取締役社長 五十川龍之